あらゆる物質はそれぞれ特有の周波数スペクトラムを持つので、これを観測して物質を特定することになりますが、それには「分光」という技術を使います。
たとえば分子の内部のどの状態を観測するのかによって、
・電子励起状態を観測する可視・紫外光分光法、
・振動励起状態を観測する赤外光分光法(FT-IRなど)、
・回転励起状態を観測するマイクロ波分光法、
・振動励起や回転励起の状態を観測するテラヘルツ波分光法(THz-TDSなど)の4つくらいに分類されるようです。(紫外線より波長の短いガンマ線分光やX線分光は省略しました)